突然の訪問者

よくウチに嫁の友達が訪ねてくれる
最近は嫁がはまっているタカラヅカのDVDなどを持ってきてくれたりしてるが
そんな時ウチの猫たちは大概びびってお客さんの前に出てこない

さくらとくろはだいぶ慣れて、ちゃっかり膝に乗ったりしているが
りんとすずはほとんどベッドの下に隠れて様子をうかがってる
しかしお客さんがいないときは家中を我がもの顔で闊歩している

今日は来客が無く、いつも通りデロリンと床に寝転がって
みんなでゆるい休日を過ごしていた

そんな時、不意にベランダでガサッと音がした
先日の不審者の件もあったので、恐る恐るベランダに目を向けると

訪問者
人間ではなく、茶トラの猫であった
ちょうど窓辺でヒナタボッコをしていたさくらは
フーと威嚇するわけでもなく、またびっくりして逃げ出すわけでもなく
二人は見つめ合っていた
見つめ合う

多分近所の野良ちゃんだろう
ウチの子たちとは違う雰囲気のなかなかの猫であった
2?3分の微妙な状態の後、僕が目をそらすと、次の瞬間にはもう姿を消していた

気難しいさくらと友達になってくれるのだろうか

ちなみに他の子たちは熟睡中であった